2014年6月 8日 22:51

ドロップ ザ ロック

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ビル・P トッド・W サラ・S/著
依存症からの回復研究会 翻訳チーム/訳
一般社団法人セレニティ・プログラム/発行

 本書は、依存症からの回復プログラム「12のステップ」のステップ6と7、つまり自分の性格上の欠点・短所を手放すための取り組みに焦点を絞っています。
 本書で著者達は、ステップ6、7の具体的な取り組み方法をわかりやすく説明しています。

裏表紙より

 『ドロップ ザ ロック』が、依存症からの回復のプログラム「12のステップ」のうちのステップ6とステップ7に焦点を絞った本です。岩(ロック=性格上の欠点のたとえ)は、どうしたら手放せるのかを、わかりやすく伝えてくれます。また、仲間の経験の分かちあいも、ふんだんに盛り込まれています。

 本書は3人のアルコホーリクによる共著です。主たる著者故ビル・Pは、かつてAAのワールドサービスオフィスで働いていた人で、個人的にも、AAの歴史と12のステップに関する15冊の著書を残しています。

 『ドロップ ザ ロック』の原著は、アルコール、薬物、ギャンブル、セックス、買い物、食べ物など、さまざまな依存症の回復グループの仲間のあいだで愛読されているベストセラーです。

 ステップ6
 こうした性格上の欠点全部を、神に取り除いてもらう準備がすべて整った。

 ステップ7
 私たちの短所を取り除いてくださいと、謙虚に神に求めた。

一般社団法人セレニティ・プログラム/発行

2013年3月 1日 10:21

12ステップ・ガイドブック

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ケリー・ファウンデーション/著
一般社団法人セレニティ・プログラム/訳・発行

決心・行動・成長

 実際に12ステップに取り組むときに手助けしてくれる3冊のガイドブックの合冊本です。ジョー・マキューの作成した施設向けプログラム「リカバリー・ダイナミクス(R)」の特徴である様々な図がステップの理解を助け、ワークシートで確認しながら先へ進んでいけます。

日本語版発刊にあたってより

 本冊子は、リカバリー・ダイナミクス(R)の3冊のガイドブック "Decision Guidebook Steps 1-3"、"Action Guidebook Steps 4-9"、"Continuous Growth Guidebook Steps 10-12" の翻訳です。読者の利便を考慮し1冊にまとめて、「パート1:決心へのガイド」、「パート2:行動へのガイド」、「パート3:成長の継続へのガイド」の3部構成としました。

 リカバリー・ダイナミクス(R)は今から30数年前に、アメリカ南部のアーカンソー州リトルロックにある依存症回復支援施設、セレニティ・ハウスで生まれました。その中心になったのは、セレニティ・ハウスの設立者で黒人のアルコホーリク(アルコール依存症者)、故ジョー・マキューです。ジョーたちは、彼らの生命を救ったアルコール依存症者の相互援助グループAAの基本テキスト『アルコホーリクス・アノニマス』(AAビッグブック)の「12のステップ」を自分たちの施設で伝える方法を模索していました。その努力の中で、12のステップとは、問題(ステップ1)、解決策(ステップ2)、解決策を手にするための行動計画(ステップ3~12)という三つのゴール(目標)を順に達成していくプログラムと理解し、この理解に基づいてビッグブックのガイドとしてのリカバリー・ダイナミクス®を練り上げました。

 セレニティ・ハウスでリカバリー・ダイナミクスが実施されるようになると、クライアントの回復が著しく早くなるとともに回復率も高まり、施設を修了した人々は地元の12ステップグループの主要な担い手へと成長していきました。彼らは、求めに応じて、新しくやって来た依存症者に自分たちの経験を伝え始めました。この流れの中で、必要に迫られて出版されたのが本冊子です。

 本冊子は、その成り立ちからして、あくまでも、AAのビッグブックによって12のステップを学び、実践するためのガイドブックです。ですから、ビッグブックを基本にし、ビッグブックから離れないよう注意しながら本冊子を使うようにしてください。

 本冊子について、どんなお問い合わせも歓迎します。

一般社団法人セレニティ・プログラム/訳・発行

2013年1月17日 13:31

書籍等の注文方法

『回復の「ステップ」』(通称赤本)
『ビッグブックのスポンサーシップ』(通称緑本)
『プログラム フォー ユー』
『12ステップ・ガイドブック』
『ドロップ ザ ロック』
購入についての詳細です。

sell@kaifukuken.org
● ご注文を承りますと、ご注文いただいた書籍タイトル・お支払い金額をメールやファックスでご連絡致いたします。また振込先等もご案内いたします。
● 代金はご注文後『10日以内』にお振込ください。
● 振込手数料(80円~)はこれまでどおりお客様のご負担となります。
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● ご入金の確認が取れ次第、発送の手配をさせていただきます(送り主は発送委託している「一般社団法人セレニティ・プログラム」です)。
● 10日以内にご入金がない場合、キャンセル扱いとさせていただきます。ご了承ください。

(*)お振込み名義とご注文者様氏名が異なる場合には、メールで serenityprogram@gmail.com あて、以下をお知らせください。
 ・お振込み日
 ・ご注文番号
 ・ご注文者氏名
 ・お振込み名義人氏名

※お急ぎの場合
 お急ぎのお客様は、serenityprogram@gmail.com あて、ご連絡ください。

注文メールには以下の項目をお書き下さい。

1)氏名
2)郵便番号
3)住所
4)電話番号
5)冊(セット)数
 a.回復の「ステップ」
 b.ビッグブックのスポンサーシップ
 c.プログラム フォー ユー
 d.12ステップ・ガイドブック
 e.ドロップ ザ ロック
 a/b/cは一冊1,500円、dは2,200円、eは1,200円です。送料は1冊80円から。
6)メールアドレス
(たまに返信できない方がいます。念のためアドレスをお書き下さい。)
【できれば以下のアンケートにもお答え下さい】
8)どこでこの本を知りましたか?
9)あなたとアルコホーリクとの関係は?
 a.本人
 b.家族
 c.アルコール以外のアディクション
 (具体的に:_____)
 d.医療従事者
 (具体的に:____)
 e.その他
 (具体的に:____)

PC、スマートホンをお使いの方は Web販売 をご利用ください。

2013年1月17日 11:54

アーカイブ(資料室)

回復のための各種資料

過去のイベントで配布された資料などを配布しております。
棚卸しに関する資料

ステップ4・5の棚卸し表とそのサンプルです。
 用語の揺らぎを整理し、サンプルの内容も原資料に従って修正しました。
 tanaoroshi-step4.pdf

棚卸にはじめて取り組む人向けのチェック表です。1列目と4列目のヒントがあります。
 TanaoroshiHint_r07.pdf


回復研書籍の正誤表

『ビッグブックのスポンサーシップ』第1刷をお持ちの方向けの正誤表です。
 CTM_errata.pdf /(第2刷以降では修正済みです)

2013年1月17日 11:43

運営者情報

当会について

名称―依存症からの回復研究会 (略称:回復研)

法人格―なし(任意団体)

拠点―神奈川県横浜市

目的―ジョー・マキューによる12ステップのプレゼンテーションを紹介することで各種12ステップグループの仲間の回復を支援する。

運営委員―ボランティア(各種12ステップグループメンバー・回復支援者)

連絡先―info@kaifukuken.org (お問い合わせは こちら へ)

関連団体―一般社団法人セレニティ・プログラム

活動履歴

2006/3―発起人がセレニティ・パークを訪れジョー・マキューと出会う

2006/6―翻訳スタッフ募集の呼びかけ

2007/2/3―旧ウェブサイト公開

2007/3―2007米国リカバリーダイナミックス研修ツアー

2007/6/22―『ビッグブックのスポンサーシップ』初版発行

2007/6/22-23―第29回日本アルコール関連問題学会参加 (分科会)

2007/12/15―第1回依存症からの回復研究集会開催 (江東区総合区民センター)

2008/6/14-15―第10回田尻ビッグブック・ラウンドアップ参加

2008/6/22―第19回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2008/7/3-10―2008米国短期研修ツアー

2008/8/1―新ウェブサイト公開

2008/11/28―『回復の「ステップ」』初版発行

2008/11/29―第2回依存症からの回復研究集会開催 (かながわ県民サポートセンター)

2009/3/1―第20回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2009/7/6-12―2009米国リカバリーダイナミックス研修ツアー

2009/7/17―第31回日本アルコール関連問題学会参加 (分科会)

2009/11/7―第3回依存症からの回復研究集会開催 (かながわ県民サポートセンター)

2010/5/16―第21回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2010/9/23―第1回信州アディクションセミナー参加

2010/11/13―第4回依存症からの回復研究集会開催 (ハイライフプラザ板橋)

2011/2/11―第22回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2011/2/11―日本アディクション看護学会研修会参加

2011/9/25―第2回信州アディクションセミナー参加 (分科会)

2011/10/1―第10回日本アディクション看護学会学術集会参加 (分科会参加)

2011/11/3―『プログラム フォー ユー』取り扱い開始

2012/3/4―第23回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2012/3/17―第5回依存症からの回復研究集会開催 (滝野川西ふれあい館)

2012/9/17―第3回信州アディクションセミナー参加 (分科会)

2013/3/1―『12ステップ・ガイドブック』取り扱い開始

2013/3/17―第24回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2013/6/23-28―2013米国リカバリーダイナミックス研修ツアー

2013/9/8―第4回信州アディクションセミナー参加

2014/3/16―第25回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2014/6/8―第6回依存症からの回復研究集会開催 (かながわ県民サポートセンター)

2014/6/8―『ドロップ ザ ロック』取り扱い開始

2015/3/8―第26回アディクションセミナー in YOKOHAMA参加 (分科会)

2012年2月28日 22:44

回復研書籍についてお願い

 私たちは、回復研の書籍に示されているジョー・マキューの12ステップのやり方には効果があり、各種12ステップグループの仲間の回復に役立つと考えています。ですから、個人の回復のために、回復研の書籍をぜひ活用して頂きたいと願っています。

 しかしながら、多くの12ステップグループにはそれぞれの共同体のプログラムに沿った出版物があり、ミーティングで使われています。私たちはそうした各グループの出版物の価値を尊重しており、ミーティングのテキストを回復研の書籍で置き換えることは意図していません。

 ジョーは、個人の回復には仲間の共同体の支えが必要だと強調しています。ですから、回復研の書籍を使って頂くにあたり、各12ステップグループの一体性が損なわれることがないよう、皆様に慎重な配慮をお願いします。

2012年3月 依存症からの回復研究会一同

2012年1月27日 10:33

『プログラム フォー ユー』

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アディクションから回復するための12のステップ

 著者名は伏せられているものの、「ジョー・アンド・チャーリーのビッグブック・スタディ」の二人であることは誰しも認めるところです。
 二人のAAオールドタイマーがビッグブックのプログラムによる経験と力と希望、そして知恵を私たちに伝えます。一読すれば目からうろこが落ちることでしょう。そして、初めて、あるいは改めて、ビッグブックと共にこの本によって12のステップに取り組めば、「新しい自由、新しい幸福」(ビッグブック p.120)があなたにもたらされることでしょう。この1冊で、あなたもぜひ、回復に向けたスピリチュアルな体験を!

A Program For You翻訳チーム/訳
特定非営利法人 ジャパンマック/発行

まえがきより

 『アルコホーリクス・アノニマス』――"ビッグブック"という愛称で呼ばれているAAの基本テキストは、1939年に出版された。以来、数千万部が世界中に頒布され、多くの人々がアルコホリズム(アルコール依存症)から回復した。

 本書の共著者二人は、ビッグブックとそこで説明されている12のステップに勝る回復の道具はないと固く信じている。著者らは、自分たちの人生を通じて、12のステップがアルコホリズムの本物の解決策であることを経験してきた。また、著者らがこの30数年間に関わった数千人のアルコホーリク(アルコール依存症者)に起きた好ましい変化も、ビッグブックと12のステップが真理であることを教えている。私たちはまた、他のアディクションや強迫的行動に苦しむ何千人もの人々から、ビッグブックの方法によって問題が解決していると聞いている。

 ビッグブックはわかりやすい本であるが、使い方を間違えている人が少なくない。たとえば、斜め読みする人もいるし、興味のない部分を飛ばして読む人がいる。最初のほうは読まなかったり、12のステップのいくつかを無視する人さえいる。注意深く読まないために間違えて解釈する人もいる。あるいは、ビッグブックに書かれていないことを持ち込もうとする人たちや、AAや他の12ステップ・プログラムに参加していながらビッグブックをまったく読んだことのない人もいる。

 この12のステップを活用するグループが広まるにつれ、プログラムが原点からどんどん離れるという現象が生じている。それはおかしいと思う。これに対し近年ビッグブックに立ち返ろうとする動きが広がってきてるので、著者らは、その流れが続くように手助けしたいと願っている。

 著者らはアルコホーリクス・アノニマス(AA)のメンバーである。この本の中では自分たちの考えのみを語っている。著者らはビッグブックの「指導者」でもないし、専門家でもない。齢を重ねた二人のアルコホーリクにすぎない。ビッグブックを長いあいだ勉強してきて、そこから学んだことを多くの人たちと分かち合いたいだけである。この本に書かれていることに関しては、賛成するなり反対するなり自由にしてほしい。もし、著者らが書いていることが『アルコホーリクス・アノニマス』にそぐわないことであれば、どうか気にとめないでいただきたい。著者らの目的は『アルコホーリクス・アノニマス』をより適切に理解することだからである。

 ビッグブックを理解すればするほど、あなた自身の回復の手助けになる。著者らは、『プログラム フォー ユー』を通してビッグブックがどれほど役立つかを示すことができるようにと願っている。ビッグブックは著者ら二人の人生を劇的に変えた。同じことが、あなたにも起きると信じている。  (一部抜粋)

目次

 まえがき――本書の目的に寄せて
  第1章 ビッグブックの始まり
  第2章 ビッグブックを正しく活用する
  第3章 問題を理解する
  第4章 アルコホリズムの二つの側面
  第5章 強迫観念の本質
  第6章 ビル・Wの物語から学ぶ
  第7章 フェローシップとスピリチュアルな体験
  第8章 健康な心とスピリチュアリテイ
  第9章 信じることと、確信すること
  第10章 自分の意志
  第11章 オール・オア・ナッシング
  第12章 棚卸し
  第13章 さらに恨みについて
  第14章 恐れを克服する
  第15章 性(セックス)の問題
  第16章 回復に向けて
  第17章 埋め合わせ
  第18章 スピリチュアル(霊的)な次元
  第19章 祈りと黙想
  第20章 スピリチュアル(霊的)な目覚め
  AAの12のステップ
  AAの12の伝統
  索引
  訳者あとがき
 A Program For You

A Guide To the Big Book's Design For Living.
 by Anonymous (Authors of the "Big Book Study Tapes").

2012年1月27日 10:25

依存症からの回復研究会とは

 依存症からの回復研究会は、2007年に79才で没したAAメンバー、ジョー・マキューによる12ステップのプレゼンテーションを伝えることで、各種12ステップグループの仲間の回復を支援します。

  ・12ステップの書籍の出版
  ・12ステップによって回復した人の経験の紹介
  ・依存症からの回復研究集会の開催(年1回)
  ・アディクション・セミナーへの参加

ジョー・マキューの回復

 アメリカのアーカンソー州に住んでいたジョーは、自分がアルコホーリク(アルコール依存症者)だと認めたものの、あらゆる手を尽くしても酒をやめられずにいました。1962年3月10日、彼は州立の精神病院に自ら入院し、そこで彼はアルコホーリクス・アノニマス(AA)のメッセージと出会い、AAに助けを求めました。

 しかし、まだ人種差別が激しかった時代、黒人がAAで歓迎されたとは言えません。だから彼は自分からAAグループを作り、ビッグブックから12ステップを学んでいきました。何より彼は自分自身が助かりたかったためです。

ビッグブック・スタディ

 およそ10年後の1973年、ジョーはアラノンの大会で、白人AAメンバーのチャーリー・Pと出会いました。二人はすぐに親友になり、ビッグブックについて話し合うためにしょっちゅう会い、お互いの家を訪問しました。

 二人はAAのコンベンション(大会)のたびにホテルの一室でビッグブックのミーティングを開くことにしていました。その二人の話が録音され「ジョー・アンド・チャーリーのビッグブック・スタディ」という4本組のカセットテープとして、徐々にAA全体に広がっていきました。

全米へ、そして世界へ

 1980年にはニューオリンズでAAの国際大会が開かれ,、この時あるメンバーが、ビッグブック・スタディのテープを100セット無料で配りました。その結果、その後2年で爆発的に招待が増え、ジョーとチャーリーはスタディのプレゼンテーションを世界中で行いました。この二人のセミナーが、多くのAAメンバーの心の琴線に触れたことは明らかです。二人は1939年4月出版の『アルコホーリクス・アノニマス』の初版に書かれた「このメッセージ」を蘇らせたのでした。

 二人のセミナーは繰り返し録音され、テープやCDとして多くの人の手に渡りました。1977年以来、20万人のAAメンバーがこのスタディから霊的な恩恵を得たと推計されています。

そして、依存症からの回復研究会へ

 ジョーの体がパーキンソン病に蝕まれるにつれセミナーが行われる回数が減り、チャーリー・Pの死とともに「スタディ」のセミナーが行われることは無くなってしまいました。
 そして2007年10月25日、大変残念なことにジョーはこの世を去りました。

 しかしジョー・マキューが残したものは「スタディ」の録音テープばかりではありません。彼はチャーリーとの共著、あるいは単独で数冊の本を著しています。彼の運んだメッセージに触れるために残された貴重な手段です。

 依存症からの回復研究会は、2006年に単身アメリカに渡り、生前のジョーと親交を結ぶことができた日本人AAメンバーが発起人となり、ジョー・マキューによる12ステップのプレゼンテーションを日本に広く紹介することを目的として結成されました。AAに限らず様々な12ステップグループのメンバーや、回復の支援者が構成メンバーとなっています。その努力は2007年に『ビッグブックのスポンサーシップ』(通称緑本)の出版となって実を結びました。

 さらに2008年には『回復の「ステップ」』(通称赤本)を出版、2011年にはジャパンマックから『プログラム フォー ユー』が出版されました。2013年には一般社団法人セレニティ・プログラムから『12ステップ・ガイドブック』が出版されました。さらに2014年には『ドロップ ザ ロック』が出版されました。
 回復研究会では年一回の研究集会を開き、ジョーのやり方に従って12ステップに取り組んだ人の経験談を分かち合っています。また各地のアディクション・セミナーやアディクション関係の学会に参加し、ジョーのメッセージを伝えています。

 もしあなたが12ステップによる回復に関心を持っているのなら、ぜひジョーのメッセージに耳を傾けて下さい。「大丈夫、きっとうまくいく」('It's gonna be okay')。それがジョーが私たちに残してくれた言葉です。だからあなたも大丈夫、きっとうまくいきます。一歩踏み出しましょう。


一般社団法人セレニティ・プログラム

一般社団法人セレニティ・プログラム

 ジョーのリカバリー・ダイナミクス(RD)の開発者としての功績は、
一般社団法人セレニティ・プログラム
にて扱っています。ぜひあわせてご覧下さい。

2012年1月27日 10:18

『回復の「ステップ」』

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依存症から回復する12ステップ・ガイド

ジョー・マキュー/著
依存症からの回復研究会/訳・発行

著者まえがきより

 12のステッブは20世紀最大の奇跡の一つであるといわれています。1935年にAAが創始されたとき、この原理は数人のアルコホーリク(アルコール依存症者)を通じて人類に授けられました。さらに、このシンブルなステップが文章に表現されるや、それは世界中に広まり、百万人以上のアルコホーリクがアルコホリズム(アルコール依存症)から解放されました。

 さらに、アルコール以外の依存症者が自分たちの生活にこのステップを活用し、現在、12のステップを使って互いに助け合っている人々のグループはおよそ160種類にもなるといわれています。従来の専門治療よりも12のステップで助かっている依存症者のほうが多いというのが現実です。実際、私たちは、このステップによって人生上の諸問題から救われます。と言いますのは、私たちが取り上げるのは、通常は問題の症状ですが、12のステップは問題の裏に隠された根本原因を解決するからです。

 本書で、私はこれらのステップについて語ることになります。このステップが生き方の原理であるのはなぜなのか、このステップが人知を超えた何ものかによってつくられた不動不変、かつ普遍的な法則であるとはどういうことなのかについて語ろうと思います。

 12のステップはルールではありません。「してはならない」というものはなく、「する」ことだけがあるのです。原理とはそういうものです。ですから、12のステップは、何をなすべきかについてのガイドラインであり、人生の指針なのです。 (一部抜粋)

訳者あとがきより

 この本はジョー・マキューの The Step We Took (1990年)の翻訳です。ジョーは昨年、2007年10月に79歳の生涯を閉じたアルコホリックです。欧米の12ステップ共同体メンバーのあいだでは、「ジョー・アンド・チャーリーのビッグブック・スタディ」と呼ばれたセミナーで広く知られている人です。敬意を込めて、ジョーの冥福を祈ります。

 本書は、AAのステッブ1の「私たちはアルコールに対して無力であり」の部分をあえて「私たちは......に対して無力であり」としているように、アルコールだけでなく、さまざまな依存症を12のステップで解決するためのガイドブックです。

 本書を一人で学ぶことでも多くを得られるでしょうし、勉強会のテキストとして使うことでもさらに多くの学びが与えられるでしょう。ビッグブックを基本とし、この書をガイドとして12のステップを実行することにより、一人ひとりの回復が促され、それがさまざまな12ステップ共同体の発展につながっていくと私たちは信じています。
  この書をガイドとして実際にステップに取り組むときには、ぜひスポンサーシップをとってくださるよう強く望みます。日本でも、ジョーたちが伝えてくれたやり方でステップを実行して依存症からの回復を遂げている仲間たちがいますが、その回復への実践は、ステップの経験をもつ仲間によるスポンサーシップの支えを前提としているからです。

※スポンサーシップ:一対一で12ステップを新しい人に手渡していくやり方。

 もとより、私たちはジョーが説く12のステップのやり方が唯一の方法であるとは思っていません。ビッグブックは、「この本はあくまでも提案のつもりで書かれた。私たちが知っていることはごくわずかであることを、よく承知している」と述べています(239ぺージ)。ビッグブックの提案に沿って書かれた本書は、いわば「提案のまた提案」という性質を有するものです。とはいえ、私たちは、本書で示されているやり方を試してみる価値は充分にあると考えています。なぜなら、この方法は世界各地で多くの仲間にいまなお支持活用され、現実に幾多の依存症者が回復している方法だからです。

目次

  編集者から
  まえがき
  AAの12のステップ
  第1章 問題は何か(ステップ1)
  第2章 自分の力を超えた解決策(ステップ2)
  第3章 決心する(ステップ3)
  第4章 神との関係を妨げているもの(ステップ4)
  第5章 見つけた真実を"より正確にする"(ステップ5)
  第6章 大切なのは変わること(ステップ6,7)
  第7章 埋め合わせ(ステップ8,9)
  第8章 成長を続ける(ステップ10)
  第9章 内的資源を掘り当てる(ステップ11)
  第10章 メッセージを伝える(ステップ12)
  付録1 私たちの原理
  付録2 自分なりに理解した神
  付録3 自己れんびん
  付録4 棚卸表(付:埋め合わせのリスト)
  あとがき
  自己れんびん
  「ビッグブック・スタディ」の始まりのころ
  訳者あとがき
  引用文献

The Steps We Took
A Teacher of the Twelve Steps Shares His Experience, Strength, and Hope With All Those Recovering from Addictions, All Who Want to Recover, and All who love them.
 by Joe McQ (of the "Big Book Study Tapes").

2012年1月27日 10:15

『ビッグブックのスポンサーシップ』

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依存症から回復する12ステップ・ガイド

ジョー・マキュー/著
依存症からの回復研究会/訳・発行

「ステップ12:これらのステップを経た結果、私たちは霊的に目覚め、このメッセージをアルコホーリクに伝え、そして私たちのすべてのことにこの原理を実行しようと努力した」(「AAの12のステップ」より)

著者のジョー・マキューは、「最近のメンバーは、新しい人にうまくプログラムを伝えられなくなっているのではないか」という、AA共同体や他の12ステップグループのなかで広く関心がもたれている事実にまず注目している。そして彼は、ビッグブックと、そこに記述されている12ステップと、「このメッセージを届ける」という12番目のステップに焦点を当てている。読者がAA プログラムのルーツと本質に立ち戻るよう、そして、この奇跡のプログラムの完璧さ・高潔さにもう1度目を向けるよう、彼は私たちに力強く呼びかけている。

※スポンサーシップ:一対一で12ステップを新しい人に手渡していくやり方。

編集者より

 ジョーはこの本で私たちをビッグブック(『アルコホーリクス・アノニマス』)の原理に案内してくれる。アルコホリズム(アルコール依存症)やその他のアディクションは病気であること、この病気の克服はスピリチュアルな目覚めによるほかないこと、AAの12のステップを始めから終わりまでとおして実行することでこの目覚めが引き起こされ、ソブラエティ(飲まないで生きること)と平安がもたらされること――これらの事実が、この本によって明らかにされている。
  ソブラエティと平安を得るためには、ビッグブックに述べられている「このメッセージ」を他の人たちに運ばなければならない。そのために私たちは、ミーティングに参加して分かち合い、スポンサーシップを行う。この新しい本でも、ジョーは私たちをビッグブックの原理に立ち戻らせ、AAミーティングとスポンサーシップをどのように用いれば私たちの目標であるスピリチュアルな目覚めに到達できるかについて、経験と力と希望を分かち合っている。  (一部抜粋)

訳者あとがき

 この本は、2002年に出版されたジョー・マキュー著『CARRY THIS MESSAGE』の翻訳です。ジョーは、2007年の3月に45年のソブラエティを迎えたアルコホーリクであり、また、リトルロック市(アメリカ、アーカンソー州)にあるアルコール・薬物依存症回復施設「セレニティ・パーク」の所長を30年以上務めている人です。
 1973年、ジョーはあるイベントでチャーリー・Pと知り合い、それ以来、二人は『アルコホーリクス・アノニマス』(ビッグブック)と「12のステップ」の理解と実践について深い分かち合いをするようになりました。やがて、その活動が仲間に知られ、二人はAAの集まりで話すように頼まれました。そのときの話は大きな反響を呼び、口コミで、二人組みのスピーカーズ・ミーテイングが広がっていきました。「ジョー・アンド・チャーリーのビッグブック・スタディ」は多い時には年間30回以上も、アメリカ、カナダ、ヨーロッパの各地で開催され、そこで学んだアルコホーリクやほかの依存症者は延べ50万人にもなると言われています(ピッグブック・スタディは1977年に始まり、10年以上続いたが、ジョーの病気のために現在は行われていない)。今でも「ステップはどうやって踏みましたか?」とアメリカのメンバーに聞くと、多くの人が「ジョー・アンド・チャーリーだよ」と答えるほどです。
 しかし、AAは20世紀の終わりにメンバー数の減少を初めて経験するなど、いくつかの問題に直面するようになりました。ジョーがこの本を著したのは「気がついたときには手遅れになっていた」(本文9ページ)ことのないように、という思いからです。彼は、現在のAAが抱えている問題点を分析し、解決の方途は何よりも「原点――ビッグブックに戻ること」であると提起しています。
 ジョーは本書で、12のステップとビッグブックがどのようにして作られたかを振り返っています。そのなかで、12のステップは三つのルーツを持ち、それぞれのルーツが三つの部分を構成していること、それは「問題」(ステッブ1)と「解決策」(ステップ2)と「解決策を手に入れるための行動プログラム」(ステップ3から12)であると強調しています。これによって、12のステップは仕組み自体がとてもシンプルであり、「Keep It Simple(AAプログラムはシンプルなままにしておこう)」というAAの共同創始者ドクター・ボブの遺言の意味も、そしてAAのアマチュアリズムの重要性も明らかになります。12のステップは、共通する問題を持っている人がもう一人の人へ手渡していくシンプルでスピリチュアルな生き方の道具であり、原理なのです。
 ところで、ジョーは偏狭な原点回帰を主張しているのではありません。彼は、ビッグブックの15年後に出版されたビル・Wの『12のステップと12の伝統』を積極的に評価しており、そこに展開されている人間の本能という概念ビッグブックでは充分に言及されていなかったものを取り入れて、棚御しの考え方、方法を説き、本能を手の内に納めて生きていく方法を示しています。ジョーのステップが、アメリカ、カナダの、そして世界中の仲間たちから愛されている理由は、このあたりにもあるのではないでしょうか。
 この本でジョーは、12のステップの1から8までは1か月ないし1か月半の短期問で取り組むよう提案しています。読者のなかには、「アメリカ人の場合はそれが可能かもしれないが、日本人にそのまま適用できるだろうか」、「初期のAAではそうだったかもしれないが、現在はどうなのだろう」というような疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。私たちが2007年3月にジョーに会ったとき、このことに関して質問してみました。ジョーが、「このプログラムを数か月の期間かけて取り組むことも、もちろんありうることです」と語ってくれたことをここに紹介しておきます。
 ジョーと原著の出版社である「オーガスト・ハウス」は、本書の日本語翻訳版の出版を、通常のビジネスの社会では考えられない破格の条件で許可してくれました。私たちは、ビッグブックの一節「あなたが幸せな運命への道をきりひらきながら一歩ずつ歩みを進めるとき、必ず私たちの仲間と出会うことだろう」(240ページ)という言葉をかみしめています。私たちがジョー・マキューという仲間に出会えたことは、真にハイヤーパワーの配慮であったと信じています。
 最後になりましたが、本書はAAプログラムに関心を持つ関係者とアルコホーリク本人の10余名が共同で翻訳したものです。ビッグブックとこの本を導きの書としてスポンサーシップを組み、12のステップに取り組んだ成果などをぜひお聞かせください。
 2007年6月
 依存症からの回復研究会

日本の読者へ(著者、ジョー・マキュー氏のメッセージ)

 この本、『ビッグブックのスポンサーシップ』(CARRY THIS MESSAGE)が発行されてから7年がたった。この世に変化しないものはないが、この7年間を振り返ってみると、私の人生にもたくさんの変化があった。AAの原理を実行していけば、私たちのスピリチュアルな変化と成長はたゆみなく続くのである。
 この本の唯一の目的は、仲間たちに、とりわけスポンサーに、「このメッセージ」を運ぶ方法を伝えることである。私は12のステップを実行することでスピリチュアルに目覚め、それ以来、たくさんのアルコホーリク、薬物依存症者にかかわってきた。私が設立した治療センターでも、大きな成果をあげている。その経験を踏まえて著したこの本は、きっと、読者の大きな助けになると思う。この本が日本の多くの人たちの手に渡り、活用されるよう願っている。
 12のステップは決して目新しいものではない。もともとは、数千年にわたって実践されてきた生き方の原理である。しかし、ビル・Wはその原理を巧みに編み変え、誰にでも実践できるシンプルなプログラムにした。そして、このプログラム――12のステップによって、数百万の人々が苦しみから救    われ、彼らの回復が可能になった。
 私は、AAの基本テキストであるビッグブックは改訂する必要はないと考えている。このプランを凌ぐものは、今のところない。実際、私にも、そして私がかかわった数千人の人たちにも効果があったのだから、きっとみなさんにも同じ結果が生まれるはずである。このことこそ、私が日本の読者にぜひお伝えしたい朗報である。
 私はオーガスト・ハウス、そしてケリー財団が、この本の日本語への翻訳と出版を許可してくれたことに、心から感謝している。翻訳はたやすいことではないことは私も承知している。しかし、この日本語翻訳版は、私が原文にこめたメッセージを正確に伝えるものとなっていると確信している。
 最後に、このスピリチュアルな回復の旅路において、私に与えられた恵みが、日本の仲間、読者のみなさんにも同じように与えられるよう祈ります。

 2007年4月23日
 ジョー・マキュー

目次

 AAの12のステップ
 日本の読者へ
 編集者より/謝辞
 第1章 特別な「贈り物」を手渡す
 第2章 出来事の共時性(シンクロニシティ)
 第3章 仲間にメッセージを運ぶ
 第4章 問題を理解する
 第5章 解決策を受け入れる
 第6章 重大な決心をする
 第7章 棚卸しに取り組む
 第8章 自分を動かす仕組みを学ぶ
 第9章 成長と変化
 第10章 過去を正す
 第11章 成長を続ける
 訳者あとがき

Carry This Message
A Guide for Big Book Sponsorship.
 by Joe McQ (of the "Big Book Study Tapes").